『半透明』より

先日、デビュー27周年を迎えられた徳永英明さん、
『VOCALIST』で新たな境地を開かれたと、誰もが感じるところですね。
その『VOCALIST』について、20周年の時に発行された著書『半透明』に
語られています。

『半透明』(徳永英明 佐伯明・著 2006.2.27第1刷発行)
にあります。
“第五章”より一部抜粋。

 彼自身は、アルバム・タイトルが『VOCALIST』と決まった段階で、このアルバムが世の中に浸透していくことを確信したという。もはや“予感”ではなかった。

 「もう『VOCALIST』って名前が出た瞬間に絶対売れると思いました。それまで売れるなんて思わなかった。タイトルは、屋号ですから。実は、大月が決めたんです。それを吉野が決めたことになって僕のところに来たんです(笑)。“トクさん、『VOCALIST』ってどうでしょうか”って。もうその瞬間に、確変です!表札がないところに、バシ―ッと入ったんですよ。シンデレラの靴みたいなものです。その瞬間、こんなにハマったタイトルないなって思ったんです。でもシングルの『時代』(05年8月)が、数字的にそんなに動かなくて、あ~どうなんだろなって思ったら、アルバム『VOCALIST』が出たら、動き始めて。それから、どういう番組に出ようがなにしようが数字が動くっていう状況です」

 心身共に安定の時のヒットというのは、僕からすると至極必然的だと思うのであるが、徳永にとっては「必然か偶然かはどちらでもいいこと」らしい。

 「必然か偶然かっていうのはどっちでもいいですけども、要は、初期の頃『輝きながら…』、そして『最後の言い訳』が売れて、『壊れかけのRadio』の時っていうのは、赤い玉じゃないですか。その前のボア・ミュージック(デビュー当時の事務所)の時に、一致団結して、みんなが信頼し合って売れる形態があった。今はそれに似ている。だから、元の場所に戻ったっていう感じですね。完全には元の場所ではないんですけども」

 人生は、始点から終点に向かい、直線的に動いていくわけではなく、何度か同じところを通過しながら、螺旋的に上昇していくものだと想起してみると、徳永の心象がよくわかる。

 「螺旋を描いていくように、同じ場所に還って上に行ったってことかもしれないです。3階上か4階上かわからないけど。たぶん、自分のポジション、自分のカテゴリーに戻ってきたんでしょう。第二章で言ったように『レイニーブルー』のカテゴリーが『VOCALIST』と似ている。女歌(歌詞の主人公が女性)で。『最後の言い訳』も、麻生圭子さんが書いた詩ですし、自分の中で女歌、あるいは女性の書く詩っていうのが合ってるのかも。もちろん自分でも書きますけども、女性性を持った作詞家の人の歌が合うのかもしれない」
 
 徳永の声質と歌の技量、そしてスピリチュアル・グレードが固く連結した今、彼は「本当に歌うべき土俵」を身につけた。そこまでに20年という歳月がかかったわけである。

 「断言できるのは『VOCALIST』というカテゴリーを手にしたわけで、この声を武器に、ええかっこしいではなく世界平和を求めます。平和のために歌を歌うっていう部分で。自分の声を必要としてる作曲家・作詞家がいて、コラボレーションできればやるでしょう。英語の歌であろうがフランス語の歌であろうが、その発音が必要であれば練習する。自分の声で、世界に出ていくっていうのは自分の使命でもあるし、ようやくその時が来たってことです。その準備ができたってこと」

 「昔、自分の作った楽曲で勝負しようって気持ちがありましたけど、“この声という楽器を持っていこう”という、それが今の定位置です。今後『VOCALIST Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ』っていうのは出していきたい。自分の声でいろいろな楽曲が違ったように聞こえて、またそれがオリジナルのように感じるのであれば問題ないと。聴く人が幸せな気持ちになってくれることが一番ですから。その上で、自分のオリジナル曲も出していく。だからもう、完全にヴォーカリスト。曲も作れるヴォーカリストということです」

 「自分のスタンスが決まりました。それを固めましたから、“お前の声が必要だ”というオファーが来て、それがビジネスになるんだったらやるだろうし、ビジネスにならないんであってもそれなりにできるだろうし。だから、44歳にして自分の武器に気がついて確信を持てたっていう感じです」

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